日本史年号マスターについて(2)

 引き続き日本史年号マスターについてです。まずこのアプリを作ろうと思ったきっかけですが、iPhoneというガジェットを日々使う中で、これが電車の中とかちょっとした空き時間とかに有効に時間を使える最高の道具だと思ったことです。
 それでは、それをより効果的に使用するアプリとは何かと考えた時、何かを記憶するための道具として、また塾で生徒を教えている立場として学習のツールとして使えるアプリはどうだろうかと考えた訳です。
 そこで、いろいろある学習アプリを試してみました。一番多いのは問題を提出して、3択や4択で選ばせるものですね。これはアプリ開発の立場からみると、正解のロジックを作りやすく、問題データをたくさん持っているところ(大手の出版社など)は作りやすいと思います。
 しかし、実際やってみて、本当にこれで身に付くのだろうかと疑問でした。なぜなら、ユーザーが手で操作するのは1から4までの番号のタップでしかありません。何となく雰囲気で選択し、答えをみて何となく理解したような気分になる。本当は正確に選択肢を検討し時間をかけて解答する必要があるのですが、電車等の中ではそれも難しいでしょう。かなり学習意欲が高く間違えた問題をそれこそノートにでも書き写していくような生徒であれば効果はあるでしょうが、、、。
 それで、選択式は除外する事にしました。
 あれこれ考えた末に、インド式計算マスターで培ったメソッドを生かして数字を入力させるものを考えたとき、年号暗記に特化したらどうだろうと考えました。とにかくユーザーに何か作業をさせることが大事だという考えが中心にあります。プログラムは駆け出しですから、あまり凝ったものは作れない訳ですが、これなら何とかなるかなと思いました。
(続く)